住宅の設計にセオリーはありません。個人々々が全部違うように、建物も違って当然です。よって住宅の設計監理ほど我々の労力を必要とする業務はないと言っても過言ではないと思います。
思い当たる業務を列記して見ますと、
［住宅の規模の想定、敷地の選択とその利用方法、構造の種類の選択、建設の日程、資金計画、基本設計、模型等による検討、実施設計、附帯設備設計、建築確認業務、工事施工者の選択・決定、工事請負契約立会、施工監理、完成検査、監理完了報告書の提出］
住宅は資金計画をたてたら、その予算範囲の中でいかに良いものを得るかということに徹した方が得策でしょう。住宅に関する限り競争入札による業者の決定方法は、後で悔いが残る原因になります。

ここにあげた写真は、当事務所が設計監理した住宅の完成写真です。参考にしてください。

住宅はひとたび創られると、それを利用するにとどまらず人間の生活の場となり環境となって、逆に人間に働きかけてきます。住む人だけでなく、社会的にも人間の心や生活に大きな影響を与えるものです。